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メニエール病とは

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メニエール病とは

激しい回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患である。厚生省特定疾患研究班調査によると、女性に多く発症し、30代後半から40代前半にピークを持つ山型で、人口10万人当たり16人程度である。
メニエール病の本態は内耳の内リンパ水腫であるが、内リンパ水腫の発原因は不明である。患者さんの生活調査から、発症にはストレスが強く相関していることが分かっている。

西洋医学での標準治療(例)
強浸透圧による脱水力で内リンパ水腫を軽減させる利尿剤を投与します。内耳の血液循環改善薬、ステロイド剤、精神安定剤、ビタミンB12製剤も使われることがある。聞こえの症状がなかなか改善されないときにはステロイド剤が多く使われる。

東洋医学の考え方

「めまいは肝に属す」と言われ、めまいに最も関係が深いのは肝だといいます。東洋医学の肝は、血流を調整する働きがあります。ストレス、目の酷使、過労等により肝が正常に働かなくなると、自律神経の働きを乱し、脳や内耳への血流が減少し、めまいを引き起こすと考えます。


「腎は耳に開竅する」と言われ、泌尿器以外に、免疫、生殖、骨、耳、髪等と成長に関係するものと関係しています。年齢を重ねるごとに腎の機能は低下し、骨や歯は弱くなり、耳が弱くなると耳鳴りや難聴が起こります。この耳の症状と同じくして、内耳の平衡器官が阻害されめまいが起こります。


脾は飲食物を消化して栄養をからだの上部に送ります。この働きを脾主昇清と呼びます。油っぽい物、甘い物の食べ過ぎや冷たい物の飲み過ぎ等により脾の働きが弱まり、体の中の水分代謝が悪く水滞の状態になります。内耳はむくんだ状態になり、めまいを起こしやすくなります。

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