私は鍼灸師に最も必要なものは技術だと思っています。技術とは、効く鍼を刺すこと。

鍼を刺す=刺鍼(ししん)を物理的に解説します。

  • 鍼の太さ
  • 鍼の長さ
  • 鍼を刺す深さ
  • 鍼を刺したまま置く時間の長さ(置鍼時間) ※
    以上の4項目に比例して、鍼の刺激量が大きくなります。

 この鍼の調整がとても大事で、鍼灸師の経験や技術に影響されます。患者さんの好みを汲み取った上で、患者さんに合った刺激量を調整して最大の効果を出すことが、鍼灸師としての醍醐味でもあります。

続く

※WHOは15分以上は鍼の刺激量に変わりないと言っている。つまり15分の置鍼時間と1時間のそれを比較しても効果は変わらないということ