薬と同じように鍼にも感受性があり、少しの刺激で効く人、強刺激のほうが効く人等がいます。その患者さんに合った刺激量を調整するのが私達プロの仕事のひとつです。とはいえ見た目でその人の感受性を判断できないので、初診の患者さんにはごく少ない刺激で様子を見るようにしてます。

 1番という細い鍼で、深さは5ミリ〜1センチほど、顔などの敏感な部分はそれより浅く刺します。このくらいの深さでも十分に効きます。前回のブログで書いたNHKの番組で実験していたように、超音波で見ると鍼を刺したところの筋肉は、血流がアップし確実に緩みます。

 鍼は副作用のない優れた治療法で、鍼を刺せば必ず何かしらの効果があるはずなのに、中には鍼が効かない人がいます。

続く