鍼に向かない人とは、
1、とにかく痛みに弱い人
2、鍼を魔法だと勘違いしている人
3、施術者(私)を信用できない人

それぞれを解説していきましょう。
1、とにかく痛みに弱い人
私が通常の治療で使用している鍼は、1番〜3番の細い鍼です。
※数字が少ないほど細い。

 台湾の医薬大学へ研修に行ったとき、あちらの漢方医に使っている鍼を見せたところ、細くて笑われました。
「台湾では1才未満の赤ちゃんにも1番なんて使わないよ」と。

 しかし普段鍼治療をしていない日本人には、1番でも十分に効きます。前の記事でも書きましたが、それぞれの患者さんに合った刺激量を調整するのも、鍼師の仕事です。

 それぞれの患者さんの治療に際し、1番〜3番の鍼をツボごとに使い分け、深さや手技により刺激量を調節しています。そうすることで鍼治療の効果を最大に発揮できるよう日々工夫をしています。

続く